こんにちは。ゆきおです。
今回はPS2実機からBIOSを吸い出す方法を紹介します。
この方法で吸い出したBIOSは、PS2エミュのPCSX2、PS1エミュのDuckStation(windows版)で利用可能です。(android版は不可)
一見難しそうですが手順通り進めていけば簡単にできますので、よろしければお試しください。
まずは、注意事項 をお読みください。
- 必要なもの
- FreeDVDBoot「All PS2 Slims - English language.iso」ファイルをダウンロードしてDVD-Rに書き込む
- PS2 BIOS dumper「biosdrain.elf」ファイルをダウンロードしてUSBメモリに入れる
- 薄型PS2にDVD-RとUSBメモリをセットしてBIOSを吸い出す
- PCにUSBメモリをセットしてBIOSを吸い出せたか確認
- 最後に
必要なもの
・薄型PS2(型番SCPH-70000~90000)
・PC
・空のDVD-R
・8GB以下のUSBメモリ
FreeDVDBoot「All PS2 Slims - English language.iso」ファイルをダウンロードしてDVD-Rに書き込む
GitHubのこちらのページへ行きます。↓
[PREBUILT ISOs/All PS2 Slims - English language.iso]をクリックするとダウンロードが始まります↓
PCのドライブに空のDVD-Rをセットします。
私の場合は100均でDVD-Rを買ってきました。
ダウンロードした「All PS2 Slims - English language.iso」ファイルを右クリックして[ディスクイメージの書き込み]をクリックします。↓
お手数ですが「windows11 ディスクイメージの書き込み」でネット検索して対処法を調べてください。
windows11でもディスクイメージ書き込みツールは使えます。注意
セキュリティの警告が出た場合は[開く]をクリックして続行↓
windowsディスクイメージ書き込みツールが立ち上がります。
[書き込み]をクリック↓
しばらく待つと書き込みが完了します。
PCからDVD-Rを取り出しましょう↓
これでDVD-Rの準備ができました。
PS2 BIOS dumper「biosdrain.elf」ファイルをダウンロードしてUSBメモリに入れる
PCにUSBメモリをセットしてフォーマットします。
私は家にあったBUFFALO製の8GBのものを使いました。
USBドライブを右クリックして[フォーマット]をクリック↓
ファイルシステムを[FAT32]にして[開始]をクリック。
クイックフォーマットのチェックは外しておいた方が良いでしょう。↓
フォーマットが完了したら、GitHubのこちらのページへ行きます。↓
2024年5月の段階で一番新しい安定版バージョンは「biosdrain.elf v2.1.1」となります。
「biosdrain.elf」をクリックするとダウンロードが始まります↓
エクスプローラを立ち上げて、ダウンロードした「biosdrain.elf」ファイルをUSBメモリに入れます。↓
USBメモリをPCから取り外します。
これでUSBメモリの準備ができました。
薄型PS2にDVD-RとUSBメモリをセットしてBIOSを吸い出す
次はPS2の下準備です。
何もディスクを入れてない状態でPS2の電源を入れます。
システム設定の表示言語を英語に変更します。↓
英語に変更したら一旦電源を切ります。(※2024年5月追記 背面の主電源スイッチをOFFにするという意味です。スリープではありません)
ファイルを書き込み済のDVD-RとUSBメモリをPS2にセットします。
USBメモリは正面から向かって左側の方に差し込んでください。↓
フタを閉じて電源を入れます。(※2024年5月追記 背面の主電源スイッチをONにするという意味です)
しばらくすると、このような画面になります。↓
〇ボタンを押すとフォルダが表示されます。↓
十字キーの下を押していってカーソルを[mass:/]に合わせます。(選択した項目が赤くなる)↓
〇ボタンを押すとUSBメモリの中身が表示されるので、十字キーの下を一回押して[biosdrain.elf]を選択します。↓
〇ボタンを押すと、このような画面になり↓
ずらずらっとメーセージが出てきて↓
最後に「finished everything」の文字が出たら吸出し完了です。
吸出しに1分もかかりませんでした。
PS2の電源を切ってDVD-RとUSBメモリを取り外しましょう。↓
PCにUSBメモリをセットしてBIOSを吸い出せたか確認
USBメモリをPCにセットして中身を確認しましょう。
5個のファイルが吸い出せていました。↓
PS2の型番がそのままファイル名になっていますね。
お使いのPS2の型番によってファイル名は変わってきます。
吸い出した5個のファイルをエミュレータのBIOSフォルダに入れることでゲームを起動させることができます。
最後に
今回は薄型PS2からBIOSを吸い出す方法を紹介しました。
冒頭に書いているように、今回吸い出したBIOSで、PS2エミュのPCSX2、PS1エミュのDuckStation(windows版)で利用可能です。(android版は不可)
是非、懐かしのゲームを楽しんでください。
以上、ゆきおでした。
それではまた!